
タレントパレットをご利用中の企業様にお集まりいただき、現場目線での課題感やタレントパレットの活用事例を共有、
そしてご担当者様同士の交流できる場を提供したい・・。
そんな想いから始まった「タレパレコミュニティ」の第14回が2026年7月28日(火)に弊社東京本社にて開催いたしました。
おかげさまで今回も、ご案内開始からすぐに定員に達し、当日は40名参加いただく、満員御礼の大盛況なイベントとなりました!
ご登壇者:夏様(ID&Eホールディングス株式会社)
グループ従業員数は約6,700名。日本工営を母体とするID&Eグループ様は、2023年7月に持株会社体制へ移行し、コンサルティング事業・都市空間事業・エネルギー事業の3つを展開しています。
コンサルティング事業では港湾・河川・ダムなど生活基盤を支えるインフラ整備を、都市空間事業では公園やスタジアムなど建築・土木の両面からまちづくりを、エネルギー事業では水車の製造をはじめものづくりを通じて国内外の電力需要を支えており、いずれも分野の幅広さと高い技術力が強みです。
これまで人事情報が各所に分散し、必要なデータをすぐに入手できないことや、社員自身がこれまで築いてきたキャリアを網羅的に確認できない、今後目指すキャリアや必要なスキルをイメージしづらいといった課題を抱えていました。
そこでタレントパレット導入にあたり、
①人事情報を一元的に集約・管理し、複合的な分析を可能にする人材データベースの確立
②そのデータベースを活用した複合的なプロジェクトへの要員配置の実現
③人材育成のプラットフォームと連携し社員一人ひとりの主体的な成長を促す仕組みの構築
という3つのゴールを掲げて継続して取り組まれています。
グループ6社・利用者約4,800名という規模で、ホールディングス体制での一元運用を採用しています。
特徴的なのは、ホールディングスのみに担当者を置くのではなく、各事業会社にも担当部署・担当者を設定している点です。
運用定着を見据えた導入設計として、
①いきなり高度な活用を目指すのではなく、人事・組織情報の可視化から始め段階的にレベルを上げる3ヵ年ロードマップ
②経営層には経営会議での進捗報告、人事部門にはお披露目会や操作体験会、現場管理職には活用イメージの共有、一般社員にはキャリア・スキルの可視化ツールとしての提供など立場ごとに「使う前提」を醸成する巻き込み
③ホールディングス主導で一元管理するのではなく共通基盤を提供しつつ各事業会社が主体的に運用する分散運用モデル
という3つのポイントを掲げて進めています。
コンサルティング事業と、ものづくりを行うエネルギー事業などでは求める機能が大きく異なるため、各社の要望とタレントパレットの仕様をどのようにすり合わせるかが最大の難所でした。
実際にスキル機能では事業会社ごとに目的(可視化・育成など)に応じてシートを個別設計し、シミュレーション機能では2,500人規模の組織改正・要員配置の検討に活用、ポジション管理・個人ダッシュボードでは複数社横断で後継者育成の可視化に取り組むなど、一つひとつ運用ルールを整えながら形にしています。
今後の展望として、社員一人ひとりが自身のキャリアやスキルを主体的に可視化し、上司との対話や成長支援につなげていくことを目指すとともに、グループ内における人材検索機能の強化(知見を持つ人材へ迅速にアクセスできる仕組み)や、組織課題を抽出するための組織状態の可視化にも取り組んでいく方針です。
段階的な運用拡大を続けながら、より活用しやすいタレントマネジメントシステムの実現を目指しています。
ご登壇者:前原様(株式会社ボルテックス)
従業員数約800名の株式会社ボルテックス様は、フロア単位で購入できる「区分所有オフィス」や、それをさらに小口化した「Vシェア」を中核商品に、全国で不動産コンサルティング事業を展開されています。そのほかシェアオフィス事業、リゾート開発事業、人材事業など多角的に事業を広げています。
導入前は、人事情報がExcel中心で管理が属人的になりがちで、情報があちこちに点在し集計に多くの時間がかかっていました。
欲しい情報がすぐ見つからない「情報の分散」、複数システムを確認し、Excelを集計して資料を作り、ようやく会議で検討できる「分析に時間がかかる」という2つの課題を解決するため、データの一元管理・可視化・分析、そして活用や意思決定の支援へとつなげることを目指してタレントパレットを導入されました。
単なるデータの置き場所ではなく、人材データの一元化・組織状況の可視化・戦略的な人材配置、さらにその先の人事施策の高度化やデータドリブンな人事推進を見据えて活用を進めています。
システム導入そのものよりも運用設計に時間をかけることを重視し、「SmartHR」を入り口に人事マスターや異動情報を扱い、そのデータをタレントパレットに集約して「ハブ」として活用、ダッシュボードでの分析や評価・配置検討につなげる構成を採っています。
重点施策は大きく3つ挙げられます。
① 人材情報の一元化では、更新元の明確化や項目定義の統一、更新フローの標準化など「データ連携ルールの整備」に取り組み、現場との認識のズレを一つずつ擦り合わせる作業に苦労しながらも、小さく始めて利用者の声を聞きルールを見直すサイクルを回し続けています。
② サンクスポイントでは、気軽に送れる設計やポイント付与ルールの整備に加え、本部単位のランキング化や本部長クラスを巻き込んだ働きかけ、七夕・ハロウィンなど季節ごとの企画により利用を飛躍的に拡大させました。
③ ダッシュボードでは、新卒メンバーの日報アンケートをテキストマイニングでリンク属性としてデータ連携するなど、経営・人事・現場が「同じデータを見て会話できる」状態づくりを一貫して目指しています。
「データ品質が最重要で、定着化は一度きりではなく継続的な活動。小さく始めて、改善し続ける」という前原様の言葉に、多くの参加者が共感した様子でした。
弊社グループ会社である株式会社グローアップからは末松が登壇し、タレントパレットの運用を人的リソースの面から支える「TPスタッフ派遣サービス」を紹介しました。
本サービスでは、事前に体系的な研修を受けた派遣スタッフをアサインすることで、導入後の運用やデータメンテナンス、社内問い合わせ対応といった土台となる業務をスムーズに代行します。
これにより、お客様が本来注力すべき活用領域に専念できる体制づくりを支援している旨をお伝えいたしました。
続いて弊社コンシェルジュサービス部からは芹沢が登壇し、日頃お客様との対話の中で特に反響の大きかった機能・トピックスを厳選して紹介しました。
名称での項目検索、目標値に対する充足状況の分析、拠点間の距離を測る拠点マッチ機能などの実務機能に加え、外部ラーニングコンテンツとの連携、AIを活用した研修レコメンドやジョブディスクリプション作成など、「業務の高度化」に向けた最新の広がりをお伝えいたしました。
第2部では、ご好評をいただいている企業様同士の交流会を開催しました。
今回は事前アンケートで「ご関心テーマ」「参加にあたっての意気込み」を募集し、当日は、それらを反映した特別な席次表をご用意しました。
初対面同士でも共通の関心事がひと目でわかる仕掛けにより、開始直後から各テーブルで活発なコミュニケーションが生まれていました。
「共通の課題を持つ担当者と繋がれた」「具体的な解決策のヒントが見つかった」など、非常に満足度の高い感想を多くいただき、盛況のうちに終了いたしました。
プログラムの合間には、皆様との集合写真も撮影。会場は終始あたたかな雰囲気に包まれました。

また、交流会と並行してタレントパレットの操作体験会も行いました。
AIエージェント、生成AIに関する機能や、別ソリューションのAIプラストーク等、
自社で検討している施策に合わせてイメージをご覧いただき、こちらも大好評のコンテンツとなりました。
次年度に向けての活用方針検討のタイミングという企業様も多く、あっという間の3時間になりました。
今後も皆様にとって有益なイベントをどんどん企画して参ります!ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。