
大変好評いただいておりますタレパレコミュニティ in OSAKAも今回で第5回目を迎えました!
今回は、タレントパレットの活用事例の共有や交流会に加え、新たにワークショップも実施いたしました!
大阪らしい温かい雰囲気のなかで、ご担当者様同士のつながりがさらに深まるようなイベントになりましたので、その当日の様子をレポートしていきます。
【会社紹介】
「阪急」×「阪神」の1社2ブランド体制で関西を中心に地域特性に応じた15店舗の百貨店事業を運営されている企業様です。
株式会社阪急阪神百貨店様は2023年9月よりタレントパレットをご利用いただいております。
ご利用機能は、人材DBとしてモニタリングやタレントボード、目標・評価管理としてミッション機能、研修管理機能、自己申告や保有資格申告、研修受講アンケートなど、幅広い機能をご利用いただいております。
当日は人事室 人事企画推進部 ディビジョンマネージャーの田代様より、タレントパレット導入の背景や現在のお取り組み内容、今後の展望についてお話をいただきました。
コロナ禍を経てビジネスモデルが変化したこと、および人事制度の改定が導入のきっかけとなりました。
●ビジネスモデルの変化:専門性の高いスキルを可視化・管理する必要性が生じ、人事制度改定に伴うデータ蓄積が求められるようになりました。
●人事情報の一元化:これまで評価や目標管理、キャリアシートなどが、システム、Excel、紙など複数の方法で管理されていたため、これらを一元化したいという課題がありました。
タレントパレットの導入目的は3点あります。
●業務効率化:評価ツールや紙ベースの情報をデジタル化し、データ集計・分析作業を効率化する。
●キャリア自律の促進:従業員自身が過去の評価やスキルを確認し、自身のキャリアを棚卸しすることで、主体的なキャリア形成を促す。
●適正な人材配置:蓄積された情報を活用し、従業員の能力や適性に基づいた配置を行うことで、ミスマッチを防ぎ、生産性を向上させる。
また、全ての従業員(約4,200名)にスマートフォンを貸与しています。コロナ禍で従業員の在宅時間も増加したことで2020年からスマホを貸与し、タレントパレットでアルバイトを除く全ての従業員を管理しています。
<主な活用状況>
現在、4つの機能を活用しています。
●人材データベース:メンバ属性、リンク属性
●ミッション機能:年間の目標評価管理、キャリア面談シート
●研修管理:階層別・役割別研修、社内ライセンス講座、約200種類の研修メニューの登録・管理
●アンケート機能:自己申告、保有資格申告、人事異動後の状況確認、社長メッセージへのアンケートなど
特に注力している研修管理機能について、以前抱えていた課題と、タレントパレット導入後の変化について詳細をお話しいただきました。
<導入前の課題>
● 管理方法の混在:人事が主幹する研修と各部門が主幹する研修が混在し、管理方法がアナログかつバラバラだった。
● 管理者側の負担:応募者管理、キャンセル待ち対応、未受講者へのリマインドなどを手動で行う必要があった。
また、新しい研修コンテンツの公開には都度、ホームページの改修が必要で、メンテナンスが煩雑だった。
●社員側の不便さ:自身の受講履歴が分からず、記憶に頼っていたため、同じ研修を複数回受講してしまうことがあった。
また、複数のサイトやメールで情報が届くため、閲覧ページが異なり、必要な研修を探すのが大変だった。
<研修管理導入後の変化>
●運用の一元化:人事主導の研修をタレントパレットに集約。システムによる業務効率化を図るとともに、従業員にとっての利便性も向上させた。
●自動化:定員チェック、キャンセル待ち対応、リマインド連絡などを自動化することで、管理者側の負担を軽減できた。
●利便性の向上:社員は部門に関係なく、研修コンテンツを閲覧できるようになった。
また、スマートフォンからいつでもどこでも受講やエントリーが可能になり、受講履歴もタレントパレット上で確認できるようになったことが大きな変化。
これからの展望のポイントとして、大きく下記2点です。
・戦略的な人材育成
・人的資本の発展
そのために、タレントパレット上では下記施策を考えています。
・適性検査の実施、可視化(管理職向け)
目的:データに基づいた公正で透明性のある評価を行う
活用方法:管理職の選定・育成・人事異動対応
・サクセッション(後継者の育成計画)
目的:組織の持続的な成長を支え、後継者の確保・育成を行う
活用方法:後継者候補の育成状況の把握
・人的資本データの可視化
目的:効果的な意思決定を支援し、人材戦略の価値を最大化する
活用方法:組織に不足しているスキルや能力を特定し、効率的な育成計画等を行う
これらが主な重点施策となりますが、他にも離職防止分析、組織図の自動化やトップメニューの作成なども検討しています。
今後の展望
今後は4つの展望を掲げています。
● 人材ポートフォリオの可視化:ビジネスモデルの変化に伴い定義された専門領域に対し、スキルレベルを含めた人材の充足状況を把握する。
● サクセッションプラン:後継者育成計画を可視化し、組織の持続的成長に貢献する。
●タスクフォース機能の活用:プロジェクト参画メンバーの評価・目標管理に活用する。
●スキル機能の活用:職務に必要な専門性をチェックするため、スキル機能を活用する。
本ディスカッションは、「タレントパレット」の更なる活用を目指し、「活用診断シート」を用いて各社の現状と課題を可視化するとともに、今後の具体的な施策を検討するために実施しました。先進企業の成功事例や実行のポイントを共有し、実践的なノウハウを相互に交換する場となり、ワークショップの締めくくりとして、各グループの代表者の方より得られた気づきや、グループでの議論の成果を発表していただきました。
7名ずつのグループに分かれ、事前に記入いただいた「活用診断シート」をもとに、主に以下の点について話し合っていただきました。
● Lv3〜4の施策:タレントマネジメントとして現在は未着手で、今後取り組みたい施策について、その背景や課題感を共有。
●Lv1〜2の施策:システムやデータを活用している施策について、その詳細を共有。
また、発表者以外の方も、ご自身の経験に応じてアドバイスや相談というかたちで議論に参加いただきました。すでに同様の施策に取り組んでいる方からは実行のポイントを共有いただき、これから取り組む方とは導入時の課題や進め方について意見交換を行いました。
※活用診断シートとは※
タレントマネジメント施策の実施状況を4段階のレベル(Lv1:未実施、Lv2:紙・Excelでの運用、Lv3:システムでの運用、
Lv4:データに基づき配置・育成等に活用)から選択し、その理由や背景、目的、課題を記入いただくシートです。
当日は、5つのテーブル(1テーブル8名前後)を設け、ケータリングを囲みながら和気あいあいとした雰囲気の中、活発な交流が行われました。
今回は、より有意義な情報交換の場を創出するため、業種の近い企業様が同じテーブルとなるように席次を決めさせていただきました。
業種特有の課題や悩み、その解決策、活かせる実践的なコツに至るまで、具体的なお話を通じて、今後のタレントパレット活用のヒントを得ていただける貴重な機会となりました。
以上の内容をもって、盛況のうちにタレパレコミュニティは閉会いたしました。